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箱を考える
【材料費】紙質を落とすと
2010.04.21
誰もがまず真っ先に考えるのが、材料の紙質を落としてコストを下げるということです。
段ボールの紙質は、標準品としては下のランクから「C5」「K5」「K6」の3段階。
これをK5からC5に、というように下のランクにすることです。
これは見た目にはさほど変わらないように見えるので、安易に行われがちですが、最も注意が必要なコストダウンの方法なのです。
紙質のランクを下げると、耐加重が低くなります。
紙質は、箱の性能に直結する要素ですから、変更する時には慎重に行わなければ、箱の潰れによって中身を破損したり、破損まで行かなくても返品の対象となってしまうことがあります。
特に、中身が重量があって変形しやすい容器のものは要注意。また、在庫期間が長いものも。箱は年月が経つと劣化するものだからです。
逆に、中身がしっかりした容器・箱のもの、保護緩衝材が入っているもの、箱に入れてすぐに出荷してしまうものは、この方法がとりやすいと言えるでしょう。
この方法をとる場合に限らず、仕様を変えたら、初めと同じような小ロットのテスト製作、輸送テストを行ってから本格発注するのが安心でしょう。
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