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在庫スペースに悩むなら、Cフルートを考えてみる
2015.02.20ダンボールシートの厚みの種類に、CF(Cフルート)というものがあります。
CFの厚みは4mm厚で、AF(5mm厚)とBF(3mm厚)の間に位置します。
日本では輸送用のダンボール箱というと、軽いものはAFを使い、重いものはABF(8mm厚 WFともいう)を使うのが一般的です。
しかし、海外ではAFよりもCFが一般的で、WFもBCFで、厚みは7mm(3+4mm)です。
ダンボール箱は、潰れたりしないように垂直方向の強度を考えて材料を選びますが、CFはAFとほぼ同等の強度があります。また、中身を守る緩衝力に関わる平面圧縮強度は、AFよりも20~30%高く、触ってみると明らかに硬く感じます。これは、AFよりCFの方が、段の波の密度が高くなっているためです。
AFのかわりにCFを使えば、厚みが薄くなる分、積み上げた高さが20%減ります。
同じ在庫スペースに25%増しの数量を在庫できるようのなるのです。
日本でも、CFのダンボールシートを製造するメーカーが増えてきました。
まだ一般的には知られていませんが、コストに敏感な大手日用品メーカー、食品メーカーなど、使用するところは徐々に増えてきております。
在庫スペースに悩んでいる方は、ご検討をされてはいかがでしょうか?
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